平成20年度 特活だより

第55号

責任者:石原 正教

P1

◎ 特別活動は心の浄化装置

名古屋市教育委員会指導室指導主事 原田 雅裕

  • 新学習指導要領が示され,特別活動は,来年度から先行実施することになった。
  • 特別活動の充実を図ることで,「望ましい集団生活を通して社会性を育む」「どの子どもにも活躍の機会を与え,健全な自尊感情を育てる」ことができる。
  • 学校教育の中で子どもたちの『心の浄化装置』となり得るのが特別活動である。
  • 新学習指導要領に則って,年間指導計画を作成し直す事が急務である。

◎ 平成21年 名古屋大会を目指して

名古屋市学校教育研究会特別活動研究部会長 伊藤 廣基

  • 平成21年6月,文科省が示した学習指導要領のなかで,『学校行事においては,学校行事を通して育てたい態度や能力を新たに目標として示した。特によりよい人間関係を築き,公共の精神を養い,社会性の育成を図ることを重視した。』とある。
  • 名古屋大会の研究内容は,時宜を得たものである。
  • 学校行事の事前指導を,担任としてどう進めるとよいかを報告することで,よりよい学校行事の実践につながる。

P2,P3

第44回 小学校学校行事研究全国大会名古屋大会

「かかわりあい みとめあい 手をとりあって ゆめ実現」
社会性をはぐくむ学校行事の創造
-新学習指導要領をふまえて-

開催日平成21年8月6日(木)・8月7日(金)
会場8月6日(木)全体会:名古屋市教育センター
8月7日(金)分科会:名古屋国際会議場

6つの分科会のテーマと研究の視点

第1分科会「新学習指導要領をふまえた学校行事の全体計画」
研究の視点→他の教育活動との連携を図りながら,社会性をはぐくむ学校行事の全体計画はどうあったらよいか。
第2分科会「自然の中で共に活動する体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
研究の視点→自然の中での活動を互いに認め合い協力してつくり上げていく体験を通して,社会性をはぐくむ学校行事をどう計画実践したらよいか。
第3分科会「文化や芸術を共に親しむ体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
研究の視点→文化や芸術に親しむ活動の中で,互いに認め合い協力してつくり上げていく体験を通して,社会性をはぐくむ学校行事をどう計画実践したらよいか。
第4分科会「社会奉仕や社会参画の体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
研究の視点→社会奉仕の尊さを体得したり,社会に参画したりする活動の中で,互いに認め合い,協同して社会のために役立とうとする体験を通して,社会性をはぐくむ学校行事をどう計画実践したらよいか。
第5分科会「様々な人々とふれ合う体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
研究の視点→様々な人々と,互いの考えや立場を認め合い,協力してやり遂げる体験を通して,社会性をはぐくむ学校行事をどう計画実践したらよいか。
第6分科会「学校行事を通してはぐくむ社会性とその育ちの確かめ」
研究の視点→学校行事の実践を通して社会性がどのようにはぐくまれるか。また,児童の変容を見取り,社会性の育ちを確かめ,実践の有効性を明確にするにはどうするか。

「第43回大会・大阪大会」について

P4

特別活動情報

  • 「特別活動を学び合おう」
  • 「学級活動実技研修会」

第56号

責任者:石原 正教

P1

◎ 特別活動における不易

名古屋市教育センター指導主事 清水 克博

  • 子どもたちが抱える課題や社会的な要請を見据えた,新学習指導要領が公示された。
  • 過去,特別活動では,集団主義的教育を主張するグループと,個の伸長に重点をおくべきとの考えのグループと,二つの考えに分かれて実践が行われていた。
  • 特別活動で忘れてはいけないことは,集団とそれを構成する個を共に伸ばすことである。

◎ 深めること,生かしていくこと

名古屋市特別活動研究会委員長 石原 正教

  • 特別活動では「為すことによって学ぶ」体験活動が重要視される。
  • 今回の新学習指導要領では,本研究会がこれまでに取り組んできたことをに加えて,体験活動を通して気付いたことなどを振り返り,まとめたり,発表し合ったりするなどの活動の重質についても新たに加わった。
  • 新学習指導要領が重きを置いていることは,本研究会がこれまで取り組んできたことを一層深めていけばよいことである。

P2,P3

第44回 小学校学校行事研究全国大会名古屋大会

「かかわりあい みとめあい 手をとりあって ゆめ実現」
社会性をはぐくむ学校行事の創造
-新学習指導要領をふまえて-

開催日平成21年8月6日(木)・8月7日(金)
会場8月6日(木)全体会:名古屋市教育センター
8月7日(金)分科会:名古屋国際会議場

[大会趣旨]

  • 『なごやとっかつ』が考える「社会性」の定義…交流を通して他者理解を深め,集団に寄与しつつ自己実現を図る能力
  • 他者理解が深まり,自己実現の意欲が高まることによって,実践場面において,子どもたちは十分に力を発揮する
  • 学校行事において社会性をはぐくむために,重視すべき学級活動のポイント
    • 事前のガイダンスなどにより,子どもたちが該当の学校行事への願いや考えをもてるようにすること。
    • 事前の話合い活動などを通して,自分なりの活躍できるイメージをもたせること。
    • 学校行事の実践の場において活発な交流が行われる場面を工夫すること。
    • 活動を振り返り,思いやりや励まし,自分の気持ちの変化などに気付かせること。

分科会の内容

第1分科会「新学習指導要領をふまえた学校行事の全体計画」
第2分科会「自然の中で共に活動する体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
第3分科会「文化や芸術を共に親しむ体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
第4分科会「社会奉仕や社会参画の体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
第5分科会「様々な人々とふれ合う体験を通して社会性をはぐくむ学校行事」
第6分科会「学校行事を通してはぐくむ社会性とその育ちの確かめ」

P4

名古屋市特別活動研究協議会
「社会性を培う特別活動」

  • 実践1 小学校3年「みんな なかま」~自分も友達も大切に~
  • 実践2 小学校5年「みんなで進もう スマイルロード」~よりよいクラス目標の実現を目指して~
  • 実践3 中学校生徒会「真の生徒会を目指そう!!」

次ページへ
平成21年度 特活だより(第57号、第58号)

目次へ
目次ページ

Copyright (C) 2012 名古屋市特別活動実践研究会 , All rights reserved.
omo