平成26年度のまとめ
Ⅰ はじめに
今年度調査部は、以下の4点を中心に幅広く、奥深く、情報をまとめた。
Ⅱ 実践研調査部で収集した内容
1 これまでの「特活だより」(広報)のまとめを行った。
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これまで、本研究会は、特活だよりを昭和56年度から、年2回に発行してきた。調査部の手元には、計65を越える特活だよりがある。その内容を、時系列を追ってまとめてみた。
昨年度は研究集録のまとめを行ったが、今年度は、それ以上に幅広く、「個性あふれる」かつ「普遍的な情報」を掘り起こすことができた。
その内容は、時代によって教育的なキーワードや、その時代の教育的課題に入れ替わることはあったが、本研究会は、常に「豊かな人間性を育てる」ということに主眼を置いてきたことにやはり揺るぎはないことが分かった。こうした情報は、「研究会の宝」であり、現部員が過去を顧みて、これからの実践に生かす工夫を求めたいと願う。
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2 昨年度まとめた「研究集録」のデータを「キーワード」で検索し、実践の掘り起こしを試みた。
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昨年度まとめた研究収録は、広報とは一味違い、奥深い情報が集まったものであった。このデータを生かす手はないかと考えた。そこで、今、現場が必要とするであろう情報を「キーワード」として過去の実践を掘り起こす作業を試みた。
該当ページを一読していただくと、過去から現在に渡って、数多くの実践が存在することが分かるであろう。
また、特別活動の実践でよく聞かれる「認め合い」や「生き方」をテーマとする実践は、中学校の実践に多く存在していることや、小学校の実践の多くは「学級目標」や「話合い」など、学級づくりに具体的に直結する実践が多いことが分かってきた。
こうした実践のデータは、特活だよりと同じく、「研究会の宝」として、今後の特活研究者の実践に生かしていただけたら幸いに思う。
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3 現場が必要とするキーワードを探る。
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今日的課題から、現場が必要と感じる教育的キーワードを共通理解する話し合いを行った。その中から、調査部の実践者自身が必要と感じた情報に絞って集めてみた。
「自己肯定感」は大学院修士論文を目指すために必要な調査部員の情報であり、「主体的な目標の見定め」「協働」などは、研究員を目指すために必要な調査部員の情報である。いわゆる個々の調査部員が自らが必要と思う今日的な特活的情報を集めたものであるととらえてもらいたい。
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さて、改めて記させていただくが、今年度の調査部の活動を通して思うのは、研究会の先輩と、現部員の中に、共通して流れるのは、「豊かな人間性を育てる」という「普遍性」である。
以上、本資料を手にされた方々は、その普遍性を再認識していただきたいし、また、特活情報を手に入れることができる貴重な資料としてご活用いただければと願う。
おそらくその理由は、中学校では教科担任制であるからこそ生徒個々の結び付きを大切にし、個々の「認め合い」が学級づくりの根幹をなすという学級担任としての思いや「自己の生き方」を目指すことによって、生徒に夢のある未来を築いてほしいという願いがあるからと考える。
小学校では、6学年という長期に渡る学齢期に応じた指導を進めるため、学級目標づくりや話合い活動の進め方など、発達段階に即した具体的な手だてを考察しようとする傾向にあったと思われる。
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