第53号
発行:平成19年10月6日
責任者:亀山 敦
P1
◎ 特別活動で育てたい力
名古屋市教育委員会指導室指導主事 小池英里子
- 社会状況の変化に伴い,社会性の育成が不十分な傾向が見られる。
- 望ましい集団活動を通して社会性・集団性を育てていくことが,学校教育にとっては重要な課題である。
- 特別活動担当主事連絡協議会では,「健全な自尊感情を育て,人間関係形成能力を育むこと」「社会に参画する力や自治的能力などの育成」等の重要性が強調された。
- 特別活動が学校教育の中で担う役割はとても大きいので,適切な指導を行うための授業時間数の確保をしていくことが大切である
◎ 活躍する場を
名古屋市学校教育研究会特別活動研究部会長 井上 唯明
- 19年度全小行で,「子どもを育てるとは,舞台をつくることである。子どもの活躍する場をどのくらいつくるかである。」という発言があった。
- 特別活動の意義を再認識し,「どの子にも,活躍する場がつくられているか」と,自校の特別活動の一つ一つを,今一度見直してみる必要がある。
P2,P3
特集「特別活動を学ぶ」
○ 学級活動実技研修会
《研修内容1》
「話しやすい雰囲気づくりをしよう!」
~自己開示をしやすくするために~
- 「本人クイズ」〈個人〉
- 「学級クイズ」〈集団〉
《研修内容2》
「人間関係を深め,仲間づくりをしよう!」
~人間関係を深めるために~
- 「出会いのゲーム」〈ジャンケン名刺交換〉
- 「グループゲーム」〈猛獣狩りゲーム〉〈ドラえもんゲーム〉
P4
平成19年度 名古屋市特別活動研究会 研究方針
豊かな人間性を育てる特別活動
-今こそ特別活動の温故知新を!-
- 確認してみよう…特別活動の今日的課題!!
- 温故知新…おっとその手があったかい!!
過去の実践に学び、子どもたちにとって有用な指導の在り方を共有し、目の前の子どもたちにとってより効果的な指導を工夫しよう。
特別活動情報 2007上半期
- ビデオをで学ぼう 平成19年6月29日
- 第42回小学校学校行事研究全国大会東京大会 平成19年8月2~3日
第54号
発行:平成20年2月29日
責任者:亀山 敦
P1
◎ 特別活動の先にあるもの
名古屋市教育センター指導主事 清水 克博
- 「学力の二極化」「地域内格差」という言葉をよく耳にする。
- 階層的に恵まれていないと思われるが,学力水準の低下や格差の拡大を克服している学校の共通点は,「集団づくり」がなされていること。
- 集団ができていれば,子どもに自尊感情が育ち,思考力や判断力,知識技能が身に付くことで学力が育つ。
- 特別活動は,集団づくりだけでなく,その先にある効果を見据え,取り組んでいきたい。
◎ 子どもを「前向き」に変える
名古屋市特別活動研究会委員長 亀山 敦
- よりよい学級・学校を目指して話合いを重ねると,子どもは「前向き」に変わる。
- 話合いの中で,主張すべきことは主張し,相手の考えも尊重できる姿が見られるようになる。
- 子どもを変える質の高い実践を,今後も目指していきたい。
P2,P3
第42回 小学校学校行事研究全国大会東京大会
分科会発表 「地域とのつながりを生かした学校行事」
- 実践の概要
- 講座と活動内容の決定
児童へのアンケートを基に、講座と活動内容を決定した。複数の学年が混じり合うように活動人数を設定し、活動する講座を決めた。 - 活動を通して交流を深めよう
講師である地域の方々に教えてもらいながら、子どもたちは楽しんで活動に取り組んだ。異学年で教え合う姿も見られた。
- 講座と活動内容の決定
- 地域とのかかわりが広がり、深まって「わくわくタイム」での交流を終えて、地域の方々の児童への思いが一層強まった。生活科や総合的な学習の時間でも、講師や見学・体験先として交流を深めている。
講演「新しい時代を切り拓く学校行事の創造」
講師:文部科学省 杉田 洋 調査官
- 「特別活動は人間性をテーマにした全人教育活動」である
- 新学習指導要領における学校行事の改善の視点は、「自尊・自律」「人間関係を築く力」「社会の活動に参画」「感動ある体験活動・言語活動の充実」「体験活動と言語活動の結び付き」。
- 名古屋大会では、学校行事に関心のない人に参加を呼び掛け、底辺を広げることが大切。
1年半後 全小行名古屋大会開催
なごやとっかつの「社会性」を学校行事で
第44回 小学校学校行事研究全国大会名古屋大会
「かかわりあい みとめあい 手をとりあって ゆめ実現」
社会性をはぐくむ学校行事の創造 -新学習指導要領をふまえて-
P4
名古屋市特別活動研究協議会
「豊かな人間性を育てる特別活動」
- 実践1 小学校部会
「一人一人が活躍できる学校にしよう」(4年) - 実践2 中学校部会
「あらゆる場面を活用して話合いを楽しめる学級にしよう」(2年)
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平成20年度 特活だより(第55号、第56号)
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