第41号
発行:平成13年8月27日
責任者:渡辺 一雄
P1
◎ 平成14年度を前にして
名古屋市教育委員会指導室指導主事 関口 大介
- 特別活動の特質と教課審答申で「豊かな人間性や社会性」とあえて「社会性」を取り出し、その育成が提言されたことから、新学習指導要領の実施において特別活動の担う部分の大きさが分かる。
- 平成14年度完全学校週5日制の下で、新学習指導要領が全面実施されるにあたり、学校教育の基盤を形成する特別活動の充実を図ることが大切である。
- 学校全体の教育計画との関わりで特別活動指導計画を立案することが必要である。
◎ ひとりひとりに愛と信頼を
名古屋市学校教育研究会特別活動研究部会長 吉田 光武
- 学校週5日制・新教育課程の実施という節目を迎えている。学級担任・授業者として、親と子どもとの信頼関係を、学級経営の基盤としてどのように築いているかを問われることが多くなるであろう。
- 信頼とは相互のものであり、子どもの実態を把握すると共に、観の目として、よさをより強く意識し、より一杯の教師の愛情が伝わるよう工夫する必要がある。
- 体や言葉のなかに愛情を込めた日ごろの指導があれば、子どもも親も教師として認めてくれるはずである。
P2,P3
特集 委員会活動、クラブ活動の基礎・基本
P4
研究会の動向
- 「豊かな人間性を育てる特別活動」
-特別活動の役割を問い直す-
研究部会 | 小学学活 | 「よりよい学級集団づくり」のために、学級活動ができることは何かを追究していく。 |
小児童会 | 児童会集会活動や代表委員会活動、委員会活動を基に、部員同士で検討し合い、よりよい児童会活動の進め方を考える。 | |
中学校 | 学級活動・生徒会活動を通して、どのような活動に取り組むことができ、どのような力を生徒に身に付けさせることができるかを考える。 | |
クラブ、行事、総合 | 総合的な学習の時間に生かされる特別活動で培われた力とは何なのか、 実践を通して考察する。 | |
入門部 | 学級活動を中心に、児童会活動、クラブ活動、学校行事について資料を基に話し合ったり、日ごろの指導での悩みの解決策を互いに見いだしていく。 | |
調査研修 | 委員会活動やクラブ活動について具体的活動事例などを提言していきたい。また、本研究会のHPの解説準備を進めていきたい。 | |
広報 | 本研究会の動向や今日的課題を踏まえ、新しい情報の広報に努める。年2回の発行を目指す。 |
P5
実践紹介
P6
特活情報
- 第36回 小学校学校行事研究全国大会 宮城大会について
第42号
発行:平成14年3月14日
責任者:渡辺 一雄
P1
◎ 「特別活動の役割って…」
名古屋市特別活動研究会委員長 渡辺 一雄
- 次のような指摘がある。「集団の一員として行動する場合、集団的な無責任が個人の責任感を圧倒する場合が多い」「日本人は自己決定を回避する傾向にある」また、中教審では、「個人が、学校や職場などの所属する組織を離れ、コミュニティーをよりよくする活動に主体的に参加する」ことを求めている。
- 特別活動=集団活動と思い、子どもの管理をねらいとして安易にグループ活動を進めたり、集団活動を最優先したりしてはいないかと振り返る必要がある。
- 子どもたちが獲得した力が、人とのかかわりの中で発揮できるものとなるよう、今一度、特別活動のねらいを確かにもち、より教育的価値の高い活動を探っていかなければならない。
P2,P3
特集 生徒会活動の基礎・基本
P4
名古屋市教育会後援・特別活動研究協議会の報告
豊かな人間性を育てる特別活動
- 第1部会 「望ましい学級集団をいかにしてつくるか」
- 第2部会 「自主性・社会性が育つ児童会活動」
- 第3部会 「中学校の特別活動」
P5
個人研究紹介
P6
会員からの研修情報 特別活動情報
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平成14年度 特活だより(第43号、第44号)
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