第29号
発行:平成7年9月11日
責任者:渡辺 正明
P1
◎ 生きがいにつながる豊かな体験を
名古屋市教育委員会指導室指導主事 梅本 哲男
- 失敗のない人生なんて、何とかを入れないコーヒーみたいなもの。失敗から学ぶことが大切。
-
ある学校では、学校行事実践のポイントを3つ決めている。
①計画段階から児童が参加し、児童の発想を生かす。
②間違うことも尊重し、児童に活動方法を選択させる。
③失敗を恐れず、児童相互のやりとりを促す。 - 児童生徒が日々の暮らしの中で、生きがいにつながる豊かな体験を積み上げていくことを願っている。
◎ 全特活豊橋大会に期待する
名古屋市学校教育研究会特別活動研究部会長 清水 敏宏
- 平成8年8月6日・7日の2日間、豊橋市で全国特別活動研究協議大会が開かれる。その中間報告では、「たくましく生き抜く力を育てる特別活動」の研究主題を掲げ、一人一人の子どもが自己のよさを発揮しながら主体的に問題解決に取り組むことができる資質や能力を育てることに視点をおいた教育の今日的課題から、特別活動を問い直し、今後の研究実践への方向付けを考えている。
- 大会の目玉として、「すきとおれ!川と心」のスローガンの基に、母なる豊川活動推進事業が報告される。特別活動が環境教育とどうかかわっていくか、大切な課題である。
P2
特集 学校週5日制と特別活動 -効果的な指導法を目指して-
- 事前活動の効果的な指導を目指して -輪番制による計画委員会-
P3
特集 学校週5日制と特別活動 -効果的な指導法を目指して-
- 他教科との連携を目指して -合唱発表会への取り組み-
P4
研究会の動向
<研究主題>
豊かな人間性を育てる特別活動
-いじめや不登校のない温かい集団風土づくりを目指して-
P5
特色ある実践紹介
- 一人一人の考えを生かす学級活動
-学級への役立ちという観点での話合いを活動案づくりに取り入れて- - 学級の願いを実現する学級活動
-集団活動への見通しをもたせる指導を通して-
P6
特活情報
- <第39回全国特別活動研究協議大会に参加して>
これからの教育に果たす特別活動の役割
こちら特活デスク
-
児童会選挙は 今
第30号
発行:平成8年3月11日
責任者:渡邊 正明
P1
◎ 生きて働く力を育むために
名古屋市教育センター指導主事 今川 雄二
- 新しい学力観と言われてからかなりの時がたつ。今、一人一人のよさを生かすために教師が身につけなければならないことは、カウンセリング・マインドを生かした態度である。子どもをかけがえのない人間として尊重すること(受容)と、子どもの立場になって子どもの内面を理解しようとすること(共感)で、子どもの心の居場所となるようなよい人間関係をつくることである。
-
カウンセリングマインドを生かす手立て
①存在感を大切にする。
②自己決定の場を設ける。
③可能性を発揮する。
◎ 個が生きる集団活動
名古屋市特別活動研究会委員長 渡邊 正明
- 個性を伸ばすことは大切だが、それ以上に、個の違いを認め合うことが大切。互いが互いの違いに気づき、なおかつ、それを率直に認め合うことが大切。
- 特別活動の目標の一つに「社会性の育成を図る」が挙げられている。そういった意味で、子どもたちの活動そのものを見直してみるべき。集団活動における個々の役割や機能にその子の特徴が生かされ、適度な責任が負わされているか。また、その活動を通して互いに理解し合い、認め合えるように活動の内容や方法が工夫されているか。子どもたちが埋没した集団ではなく、一人一人が生きている集団の中でこそ「社会性」は育まれる。
P2
特集 学校週5日制と特別活動 -家庭や地域とのかかわりを目指して-
- 地域文化とのふれあい -伝統産業「絞り染め」の活動を通して-
P3
特集 学校週5日制と特別活動 -家庭や地域とのかかわりを目指して-
- 地域の人々の生きざまとの出会い -生きざまを調べ、生き方を見付ける活動を通して-
P4
研究会の動向
<名古屋市教育会後援・特別活動研究協議会の報告>
豊かな人間性を育てる特別活動
P5
実践紹介
- 地域にかかわろうとする態度を育てる児童会活動
-学区清掃を通して- - 自己実現を目指す進路指導
-毎日の生活に喜びを見出す活動を通して-
P6
特活情報
- <海外研修の報告>
アメリカの教育事情を視察して
こちら特活デスク
- クラブ活動の所属決定をどのように…
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平成8年度 市特活だより(第31号、第32号)
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