平成5年度 市特活だより

第25号

責任者:梶田 武

P1

◎ 『子どもを生かす』って何だろう

名古屋市教育委員会指導室指導主事 梅本 哲男

  • 互いのよさを認め合う学級の雰囲気づくりは、教師が子ども一人一人のよさを積極的にとらえることから始まる。
  • よさは、関心や意欲、思考や判断、技能などに表れる。子ども一人一人が友達と協力してさまざまな活動に取り組む過程をとらえ、よさを見い出し、生かし伸ばすよう支援していくことが大切である。
  • 集団活動を特質とする特別活動の学校教育の中に占める役割はますます大きい。

◎ 「認め、励まし、高める」集団の活動

名古屋市学校教育研究会特別活動研究部会長 細井 堯

  • 学校現場では課題が山積している。学習指導要領に基づく授業時間数確保のための学校行事の精選、学校教育と家庭・地域との連携など様々である。
  • 学校行事の精選については「学校行事の機能を高める」という発想の基に、次の視点で見直すことが大切である。
    • 子どもの主体的な活動を取り入れ、思いや願いを引き出す。
    • 全体的な出来映えよりも、活動の過程を重視し、一人一人のよさを生かす。
  • 一人一人を「認め、励まし、高める」集団は、教育活動を支え、そこからにじみ出る力こそ、子供の自己実現に役立つものであると信じる。

P2

平成5年度 市特活研究会の取り組み
「豊かな人間性を育てる特別活動」

学級会活動小学校第一部会 「学級や学校の生活の充実と向上」に向けて、児童の思いやよさを十分に生かしながら、生活上の諸問題の解決や仕事の分担処理などについて実践研究を進めていくことが大切である。市の教育課程に示された題材や展開例を参考に、活動の展開方法、評価の実際の在り方について研究を進めていく。
第二部会 日常の生活や学習への適応及び健康や安全に関する題材に焦点を当て、教師の意図的、計画的な指導を基に、児童の自主的な取り組みを重視する中で、一人一人の実践意欲の向上を図る必要がある。そこで、市の教育課程に示された題材名や展開例を参考にして指導案を作成していく中で、評価の観点と方法について実践研究を進めていく。
中学校 「自己指導力を育て、生き方を学ぶ学級活動」をテーマに、評価に視点を当てた指導細案を作成し、実践する。その中で「関心・意欲・態度」の能力を重視し、「思考力・判断力」を育てる研究を進める。
児童会活動 児童のよさを伸ばしていく観点から指導案を作成する。そして、学級活動・代表委員会活動・各種委員会活動・児童会集会活動の各分野で、児童の変容を明確にとらえるための評価の在り方について実践研究を進める。
生徒会活動 活動意欲を高めるために、学級活動・生徒議会・生徒集会での生徒の思いや願いをどのように取り上げたらよいか、どのように生かしていくか実践研究を進め、活動意欲を高める評価の在り方について明らかにしていく。
クラブ活動 「計画、運営に関する話合いの場面」「共通の興味・関心を追求する場面」「クラブの成果を発表する場面」などの指導案を作成し、児童自ら活動する指導の在り方について実践研究を進め、「評価の観点と方法」の具体的な手だてを明らかにしていく。
学校行事 一人一人が生き生きと活動することができるように指導案を工夫する。児童のよさをどのようにとらえ、それをどのように伸ばしたらよいかなどの評価についても実践し、研究を進めていく。

P3

第37回全国特別活動研究協議大会・静岡大会
「主体的に生きる力を身につける特別活動」の報告

P4

特集「子供のよさや可能性を生かす評価について」

P5

個人研究の紹介

P6

研究実践校紹介

  • ふれあいを深める全校集会
  • 互いを励まし合える児童の育成

P7

個人研究紹介

P8

会員紹介

第26号

責任者:梶田 武

P1

◎ 新しい学力観における学力のとらえ方

名古屋市教育センター指導主事 山田 宏

  • 新学力観では、子供の情意面が強調され、関心・意欲が重視されることとなった。
  • 関心・意欲を高めることは、子供自らが考える活動を、試行錯誤しながらつくり上げる活動を引き出し、情意面の変容がより多く期待できる。そのため、自ら問題を見付け、考え、判断する力を育成でき、社会の変化に主体的に対応できる生涯学習の基礎となる学力を養うことになる。
  • 学習のどの段階においても、常に関心・意欲を高めることをねらう意欲目的論を今後の学級活動の中で積極的に推進されることを提唱したい。

◎ 一人一人を見据えた支援を

名古屋市特別活動研究会委員長  梶田 武

  • 特別活動は集団活動である。担任の支援の在り方によって、望ましい集団活動が行われ、個の伸長が期待できる。
  • 集団活動といって個が埋没してしまってはいけない。どのような似た状況でも、支援の在り方は、その都度異なっているはずである。
  • 画一的な指導に陥らないように、一人一人を見据えた支援こそ大切である。

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提言 学校週五日制における特別活動のかかわり

P3

名古屋市教育会後援・特別活動研究協議会の報告
「豊かな人間性を育てる特別活動」

  • 友達関係の深まりを目指す学級集会活動
  • 活動意欲を高める係活動
  • 問題解決に意欲的に取り組む態度を育てる学級活動

P4

投稿 評価から支援への私の試み

P5

海外研修の報告

国内留学を終えて

P6

教育派遣員・学校訪問記

P7

個人研究紹介

P8

会員紹介

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平成6年度 市特活だより(第27号、第28号)

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