「環境教育」について
「環境教育指導資料[幼稚園・小学校編](H26年10月刊)
国立教育政策研究所 教育課程研究センターHP より
資料のみどころ
(1)今求められる環境教育
持続可能な社会の構築と環境教育の関わりや学校における環境教育について、国連「持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」の動きなど、国際的な動きや学習指導要領改訂による環境に関する学習内容の充実なども含めて総合的に解説されている。
(2)小学校における環境教育
「環境教育を通して身に付けさせたい能力や態度(例)」「環境を捉える視点(例)」を踏まえつつ、環境教育推進にあたっての留意点や各教科、道徳の時間、特別活動及び総合的な学習の時間における環境教育に関する実践事例等について解説されている。
【環境教育を通して身に付けさせたい能力や態度(例)】
- 環境を感受する能力
- 環境に興味・関心をもち、自ら関わろうとする態度
- 問題を捉え、その解決の構想を立てる能力
- データや事実、調査結果を整理し、解釈する能力
- 情報を活用する能力
- 批判的に考え、改善する能力
- 合意を形成しようとする態度
- 公正に判断しようとする態度
- 自ら進んで環境の保護・保全に寄与しようとする態度
【環境を捉える視点(例)】
- 資源の環境
- 自然や生命の尊重
- 生態系の保全
- 異文化の理解
- 共生社会の実現
- 資源の有限性
- エネルギーの利用
- 生活様式の見直し
(3)特別活動の実践事例
児童会活動「みんなでつくろう!地球にやさしい学校生活」
- 「地球の環境によい」という視点から、代表委員会において、学級や学校生活をよりよくするためのめあてや方法を考える。
- 各委員会が自分たちにできることを考え、活動の計画を立て、工夫しながら活動する。
- 全校児童が「自分には何ができるのか」を考え、学校全体で協力して活動を進める。
【活動の実際】
- 代表委員会…合言葉の決定、全校エコ集会の実施
- 運動委員会…節電外遊び集会の実施
- 健康委員会…手洗い時の節水の呼びかけ
- 給食委員会…残菜を減らそうキャンペーンの実施
- 図書委員会…「本を大切に扱おう」呼びかけ、環境問題に関わる本の読み聞かせ etc.
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