平成25年度 名古屋市特別活動実践研究会調査部のまとめ

T はじめに

今年度、名古屋市特別活動実践研究会調査部は、幅広く近年の特別活動に関わる情報をまとめるとともに、これまでの本研究会の蓄積も顧みて、資料の編纂にあたった。

それは、特別活動のもつ本質は普遍的なものであることを再確認しつつ、その上で、近年の特活研究の旬な情報を集めたいと考えたからである。

このまとめが、諸先輩方にとっては、「卒業アルバムを開く」ような懐かしさを感じ取っていただけたらと願う。

また、現部員にとって、自分の実践をつくりあげていく上での貴重な資料であってほしいと願う。

どちらも、「特別活動」が学校生活において大切であるという思いが「普遍」であることを実践研の会員が感じてほしいと願うものである。

U 実践研調査部で収集した内容

大きく分けて以下の三つに分けてまとめた。

1 現時点での特活情報を提供

全国の教育センターや、教育機関等のHPによる情報をキーワードをつけてまとめた。これは、昨年度から継続して続けてきたものであるが、今年度はさらに、全国の研究会にまで掘り下げて情報を拾い集めてみた。かつての「希望の会」が昇華し、「中部特活」が立ち上がった経緯など、各県・各都市の特活研究会が、さかんに切磋琢磨し合っていることはみなさんも周知のことであろう。

ここでは、各県・各都市の研究会が、現在どのような特活情報を発信しているかをまとめてみた。

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2 書籍による特活情報の提供

調査部員自身が、特活研究を進めていく上で、書籍の中にある「これは!」と思う情報を紹介した。冊数的には十分ではないかもしれないが、これを基に、各部員が、特活実践のヒントを広げていただけるとありがたい。

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3 これまでの研究集録のまとめ 

これまで、本研究会は、研究集録及び研究協議会資料など、数々の実践をまとめ、幅広く情報発信してきた。

その内容を、経年及び時系列を追ってまとめたものである。これが今回新しく加わった取り組みである。まとめてみて改めて分かるのだが、そこには、「普遍性」という言葉が浮かび上がる。

時代によって、教育的なキーワードや、その時代の教育的課題に言葉が入れ替わることはあった。しかしながら、本研究会は、常に「豊かな人間性を育てる」ということに主眼を置いてきたことに揺るぎはない。

現時点にて、研究会の先輩と、現部員の中に、共通して流れるのは、「豊かな人間性を育てる」という「普遍性」なのである。

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以上、本資料を手にされた方々は、その普遍性を再認識していただきたいし、また、旬な特活情報を手に入れることができる貴重な資料としてご活用いただきたい。

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