「防災教育」についての情報

「防災教育」についての情報

「子どもの安全を守る!」学校生活のチェックポイント&防止策50から

坂野重法編 明治図書発行(2012年 11月初版)

まえがきより抜粋

平成23年3月11日に発生した東日本大震災では多くの児童生徒が行方不明になり学校管理化で多くの犠牲者を出した学校もあった。この悲惨な状況から学ぶ教訓を生かし、安心・安全な学校づくりをすることが使命である。
(中略)

  1. 学校計画安全計画の充実
    学校安全計画には、安全管理だけでなく、避難訓練を含めた安全教育の内容も盛り込み、充実させることが重要である。また、定期的な点検活動を取り入れ、修正を図らなければならない。PDCAサイクルの中でより効果的な安全計画を充実させる必要がある。
  2. 安全教育の充実
    安全教育では、まず第一に、事件・事故発生時に子ども自らが、危険を予測し、回避し迅速な行動をとることができる力(危機回避能力)を身に付けさせることが大切である。(中略)
    「釜石の奇跡」の教訓では、日頃の避難訓練により、子どもたちが率先避難者となり、危険を予測し、自らの命を守った。このように、安全管理の面と安全教育の面からの充実を図ることで、子どもたちが自らの命を守ることができる基礎的な素養を、組織的に育成していくことが重要であると考え、本書を編集した。

1章 今、求められる学校安全
2章 教育活動における事故・事件例と防止策
 1 校内における教育活動中の事故・事件例と対応策
  (1)授業時間 (2)給食時間・授業時間 (3)授業後 (4)その他
 2 校外における教育活動中の事故・事件例と対応策
 (集団宿泊的行事(野外活動中・修学旅行中・遠足など)
3章 学校施設管理の瑕疵が問われる事故・事件例と対応策
4章 学校周辺での事故・事件例と対応策
5章 不審者による事件と対応策
6章 学校安全計画の作成

※ 内容すべてが大切であるが、特活の内容と関連付けられる章は、特に2章の2である。しかしながら、危機回避を進める「防災教育」の拠り所として熟読しておきたい一冊である。

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防災教育「釜石の奇跡」

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